5/5が新しい日になりますように

5/5が「新しい日」になりますように

(石川秀樹氏文/引用)

 

5月5日が「特別の日」となるかどうか。きょう午後11時、北海道電力泊原発3号機が停まり、国内原発50基すべてが停止する。原発ゼロの日を続けられるか、政財官メディアあげての「夏の電力不足キャンペーン」をしのげるかどうかに掛かっている。
今後ありとあらゆるウソや悲鳴が聞こえてくるだろう。一顧だにする必要はない。国民の原発拒否の心理は根源的なものだからだ。
ーーある日、原発事故が起きました。この地域は放射能汚染で住むことができなくなりました。そして住民が追われる、分断される。何の落ち度もない人たちが家を追われ、ふるさとを失う。あってはならないことがこの日本で起こり、人々はそれを目にした。しかも、この人災に対してこの国では、ただの1人も責任を取らない。さらにウソの情報を垂れ流し続け、時間稼ぎをした。そしてほとぼり
覚める頃を狙って、事故の検証さえ終わっていないというのに「再稼働」を言い始める。鉄面皮にもほどがある。
この国では、みながこんな経験をしてさえ、いまも原発を稼働させようとする者どもがいる。だから『自分たちが次に原発事故被災者になる可能性がある』と誰しも考える。この感覚が原発再稼働の矢面に立たされた福井県、滋賀県、京都府をして容認をためらわせている理由である。原発近くの住民は、この事故の教訓をきちんと学んでいるから、その心情を地元自治体としても汲まざるを得ない。
百万の理屈を揃えようが、この根源的な恐怖感を誰も論破できるわけがない。何もしなかった者が何を言うのか!
最後、この連中は嵩に掛かってキャンペーンするしかない。ウソの乱発、脅し、悲鳴の大騒ぎとなる。例えば東電、関電なら、ある日「大停電」を起こすことぐらいするかもしれない。「原発がなくても夏の猛暑を乗り切れる」と言う既成事実を何としても防ぎたいからだ。マスコミも「それ見たことか」と勝ち誇るだろう。こんな想定内のこけおどしに動じることはない。『ばか者どもめ』やり過ごせばいいだけのことである。
5月5日が「日本から原発の灯が消えた日」と記憶されるよう、国民の戦いがきょうから始まる。長い忍耐が必要だが、必ず勝てる‼

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